やり切った介護の先

半年以上にわたりご自宅で療養され、新しく構築された日常の中で家族と共にすごした。色々と問題もあがったけど、みんなで考えて方法を決めて。転ぶの覚悟でトイレに歩いて。最期までお風呂に入って。食べたい物を買って、新車も買って。そんなやり切った先のお看取りがとても温かかった。
覚悟があれば何でもできると知りました。
先日、奥様からいただいたメッセージが嬉しく、許可もいただけたので掲載します。
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ご無沙汰してます。みなさま、お元気ですか?
生前は、大変お世話になりました。
アンドユーさんが引き受けてくださったおかげで、私たち家族が、残された日々を有意義に過ごすことができました。
毎日多くの利用者さんと向き合うなかで、体力知力経験をフル活用して、大変なお仕事に携わっている皆さんには、私たち介護者は感謝の言葉でいっぱいです。
愛犬はるまで愛情頂いて、感謝。いまはるは、急にかまってくれる人の出入りがなく、淋しそうです。
私といえば、葬式の時以外、涙がこぼれず、自分は病気なのかしらと思うほど、泣かずにいる自分にびっくりです。
このことを自己分析してみて、
あの日、笑い声いっぱいのリビングから、空に旅立って行ったから良かったと、後悔なく介護ができて良かったと思っているからと、いまはそう思っています。
後悔のない最後までに立ち会って尽力そそいで頂き、ありがとうございました。
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訪問看護としてできることは何でもしたい!と全力注ぎがちですが、あくまで私たちはお手伝いです。本人・家族へ尊敬をこめて大きな拍手を送ります。
各ご家庭の日常の中で生活を営んでいるのは本人・家族です。これからも名脇役、しかも名も無きチョイ役を目指していきます。